2025年7月完成しました。
ご縁あって工務店様にご紹介いただき、この一年半くらいをかけて
携わってきた建築とインテリア、完成しました。
自然と寄り添い佇む、静けさを纏った空間に。
玄関を開けた瞬間に広がる、光と緑。
無垢の木、鉄、ガラス、それぞれの素材が静かに語りかける空間を
デザインしました。
クライアントの1番のご要望は非日常感。
その言葉をヒントに一つずつデザイン。
非日常感といっても奇をてらうというわけではない、
こだわりの部分をひとつひとつ紹介いたします。

CONCEPT
影がつくる静かな外観の先に広がるのは、思いがけないほど優しい光の空間。
玄関ドアを開けた瞬間に広がる光と緑。
訪れる人の研ぎ澄まされた日常の角を解きほぐす場所となるよう願って、
無垢の木、鉄、ガラス、タイルなど、
それぞれの素材が静かに語りかける空間をデザインしました。
自然と寄り添い佇む静けさが、心をゆるめ、特別な一日を紡ぎます。




FLOOR PLAN
当初建築会社様とクライアントのみで話し合われていた
プランのセカンドオピニオンで最終プランを担当しました。
ご要望をもとに玄関ドアを開けると外部の緑が目に飛び込むように
LDK の壁をガラスにし、階段も玄関側とました。
洗面と脱衣室を分け、訪れた人がゆっくり身支度できるように3 か所の手洗い場を設けました。




INTERIOR PLAN
自然素材を中心に素材感のある床、天井、
家具などを選びました。合わせて巾木や窓枠なども
無垢材を加工していただき、全体的に柔らかい雰囲気と
なるように仕上げました。
水回りはメンテナンス性を考えタイルやサイルストーン、
メラミンなどを硬質の素材を使用していますが、
やわらかい雰囲気となるようCIRCLE のモチーフを所々に
いれています。
照明計画は全体的に古びないよう普遍的デザインの
ものと間接照明を中心に入れました。
LDK

吹き抜けの白い壁に、朝霧をそっと掛けるように。
Tomita様のオリジナル和紙壁紙「KOZOⅥ」シリーズより選んだ、
霧の息づかいを写した一枚。
朝霧が立ちのぼる因州和紙の里で、オーダーごとに静かに生まれる品だと聞きました。
この別荘も、朝霧の立ちのぼる場所。
和紙の濃淡は森の緑と溶け合い、窓辺の景色とひとつになる。
ソファにはショールームで見つけた
ピエールフレイのグリーンクッション、
テーブルの上にはアートブックと、白漆で仕上げられた木のトレイ。
——触れたくなる素材、時を重ねて深まる色は静かに響きあう。






BED ROOM

こだったら、カーテンはいらない。
まるで外のグリーンが、
やさしく光を遮る“自然のカーテン”。
揺れる葉の隙間からこぼれる光が、
静かに部屋を満たしていく。
「朝、目覚めたときに森が見えるのがいい」
——そんなご要望から生まれた、
カーテンのない窓です。



BATH ROOM

森に囲まれたバスルームで非日常のひとときを。
造作で設えたお風呂は照明を灯しても、灯さなくても、
ただ静かに、時が流れます。
ブラインド越しに差し込むやわらかな森の光が、
心までそっと潤してくれるよう。
デッキへつながる扉にはロールスクリーンを設けて、
プライバシーもしっかり確保しています。
TATAMI ROOM


小上がりのスペース窓の外に揺れる森の緑。
壁紙の揺らぐ格子にも小さな緑のラインがひっそりと。
吹き抜けから繋がる無垢材の天井と、オーバルのパテラの柔らかな光が重なり、
気配だけの“和”が静かに満ちていく。吹き抜けからは空間の一部しか見えない、
けれどここにしかない、森と呼応するひと間。
畳コーナーに輸入壁紙と輸入の照明を合わせてみました。
畳の色も壁紙と揃えたワントーンの世界。
装飾を入れなかった窓から見える森の緑がアートのように際立ちます。
こっそり入っている壁紙の緑のラインにも気がつくかな。
ここのテーマカラー、森の緑にヒントをもらいところどころに緑色をしのばせて。
この別荘は窓枠、巾木、天井や壁の木部に
既製品は使わずに無垢の木を使い、寸法も職人さんと一つ一つ話し合って決めました。
細かいところもデザインして仕上げた唯一無二の空間です。
BALCONY&TERRACE



もう少し木々や草の成長を待ちます。
建築情報
構造 木造軸組工法2 階建て
面積 建築面積130 ㎡
延床 1 階111.79 ㎡、 2 階 64.75 ㎡ 合計 176.5
