MLオンラインセミナー「写真の撮り方・ディレクションの仕方」受講しました。

リモートワークが主流にならざるを得ない今、セミナーもオンラインで受講できる機会が増えましたね。
先日はモダンリビングのオンラインセミナー「写真の撮り方・ディレクションの仕方」を受講しました。
インテリアコーディネーターの仕事をしている私はインテリアの写真を撮ることが多い私です。
でもうまく撮れない、気に入った写真にならない、ということが多いです。
その理由のわかるセミナーでした。セミナーの内容をまとめてみました。

「写真を撮るにはまずどのような目的でその写真を使うかということが大事になる。」
目的によって写真の向きも変わる。だから縦・横両方取る必要がある。
WEBサイト用は横方向、FBは縦方向、インスタはスクエア、
カタログはレイアウトに合わせる、ということがポイントだそう。

「取りたい写真のイメージをはっきりさせる」
気に入ったイメージの写真や本など、具体的なものを用意する
それは撮影のアングルやイメージを認識することができ、撮影依頼をする時にも
カメラマンに理解していただくことにも可能とのこと。

「撮影用のスタイリングを行う」
現実のスタイリングでは間が抜けてしまう理由は人の目よりカメラの方が広角だから。
実際の写真はこういうポイントで撮っているなどの説明もあり、
雑誌に掲載されている写真を例に、また同じシーンでも
掲載された以外の写真も見せていただくことで違いもわかりやすかったです。

MLセミナーより 実際の写真の例
アートが正面に。
別アングルから
これは部屋の全体が分かる

その他、コワザとして教えていただいたこと
・正面から撮る場合はフォーカルポイントを取り入れる。アートなど入れると良い。
 手前にラグを置くと空間が埋められる。
・ソファは横に撮りたくなるが大きく長く写ってしまうので縦撮りがよい。
 余分に撮ってトリミングを。
 全体を取りたいときは横でもよい
・大きなもの撮るときはフレームアウトするとよい。 など

MLより見切りの例
MLより ラグが手前にあることで
空間が埋まる

「建築写真とインテリア写真の違いをはっきりさせる」
建築写真は横で、広角、水平・垂直を出すこと、狭小住宅は人を入れるとわかりやすい。
インテリア写真はストーリーを持たせる、シーンを切り取る。
そのためには
・人の気配を感じさせる。(扉を開けておく、椅子をわざと引いておく、など)
・少しカットする(全体を入れると家具カタログになってしまいます。)
・見切る(全部入れない。グリーンひっかけ、など)
・アングルの工夫(棚越しのインテリア、など)
・とにかく写真をたくさん撮る

MLより
人の気配を感じられるよう椅子を引いている

「カメラマンによい写真を撮ってもらう」
そのためにはディレクションが必要。どんな写真を撮ってもらいたいかを明確に伝える。
イメージを共有できるように事前の打ち合わせ。事前準備。スケジューリング。
何よりも重要なのはそのカメラマンが自分の思う写真を撮れる人かどうか、選ぶこと。
インテリアコーディネーターにも得意分野があるようにカメラマンにも得意分野がある。
現場ではカメラマンに合わせてスタイリングを変えていくなども必要とのこと。

今まで施工写真を他の人に撮ってもらうことがなかったので参考にしたいと思います。
自分で思うような写真が撮れなかったのも目的がはっきりしていないことが原因でしたし、
常に見せたいもの全体が写るようにしてしまうことも、、、
見せたいところ、素敵だと思うところにフォーカスして写真を撮りたいですね。
それには素敵な写真を見ておくことも必要。
いくつか参考にするとよい本が紹介されていましたので、購入したいと思います。
この本です。

そして写真もパースも考え方が同じということも気づきました。
以前パースを学んでいた時に先生に言われていたことにも重なりました。
何事も無駄にならないと感じた時間でもありました。

さて、オンラインセミナー、地方に住む私にはとても都合がよかったです。
これからも機会を見つけて受講したいと思います。

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