夏の間にしていたこと2
インテリアコーディネーター&2級建築士の鈴木恵理子です。
前述のNBSイベントの直前には窓廻の納品。
リフォーム会社さんから依頼され、完成したお部屋をみてからのご提案となりました。
外側にはガルバリウム鋼板の外壁縦ラインの素敵な外観でした。
室内に通されると、そこには縦格子などがアクセントに使われた空間でした。
通常のドレープもよいけれど、バーティカルブラインドがよいのでは、と直感しました。
実は図面も事前情報も何もなく、
お邪魔したときはカーテンカタログをメインに持って行ったのですが
バーティカルのカタログは無し。(-_-;)
唯一持っていたニチベイの「ポポラシリーズ」
バーティカルの利点や使い方などをお話したら気に入っていただくことができ
アクセントカラーなどもご提案することになりました。
以下は提案ボード。実際に提案、納品したものはポポラではなくリーチェにしました。
ポポラよりルーバーに肉厚で素材感があるのです。
また、気に入っていただいた色はバーティカルがありませんでした。
通常ニチベイのバーティカルブラインドのセンターレースタイプは
色を入れ替えるアラカルトは価格表に掲載されておりません。
しかし入れ替えたいルーバーの色を単品、同サイズで用意しておけば、
現場で入れ替えることができます。
入れ替えたものは汚れたときの取り換え用にお渡ししておけば
ルーバーが汚れて落ちなくなっていてもすぐに取り換えられるので安心ですね。
窓廻を図面化してお渡ししたのでイメージしやすかったそうです。
実際の納品です。メインは壁紙と合わせグレイ系のルーバーで壁との一体感を図りました。
そこにブルーのルーバーをいれたことでアクセントカラーとして生き生きとした空間になりました。
他にソファカバーはブルーに入れ替え、クッションのアクセントカラーを生かしたものをご提案しています。
和室前の広縁にもバーティカルを枠内に取り付けたことで幅を狭めることなく使っていただけました。
センターレースは通常メインルーバーと同色を使うのですが、
外部から見たときにストライプになるよう、ブラウンとベージュカラーで遊び心を加えたました。
そのおかげか廊下内も明るく仕上がり圧迫感がありません。
個室では壁紙の黒に合わせ黒のブラインドを。
枠内にとりつけることでこちらもスッキリ納まっています。
いかがでしたか?
ご依頼者の暮らしたい空間を考え、ご提案しました。
窓に写った木の影がほっとしますね。