花の場所を作るということ

インテリアコーディネーターの鈴木恵理子です。
先日の国際フラワーフォーラムのパネルディスカッションのなかで、
30代~40代の働き盛りの人が圧倒的に花を買う人が少ないという事実を知りました。
多分、仕事が忙しいから、とか、手入れに時間のかかることがしたくない、とか
様々な理由があると思います。
その話の中で気が付いたのが、ちょうど私がインテリアコーディネートを担当する方が
圧倒的に30代~40代だということ。
だったら、家のプランを作るときに、花を飾る場所を提案すればいいんじゃない?
なんてお話をディスカッションの中でしました。
実際、花を飾る場所の提案もしています。
もちろん、お客様から花を飾る場所を作りたいというご要望も取り入れます。


今日はそんなご要望のあったお客様の家が完成しました。

和室の床の間の花入れ、素敵でしょう?
左の写真は側面に花を飾るための穴をあけて、
フラワーベースを隠すために立ち上がりを作っています。
そして黄土色の壁紙に合わせて黄色いカラーを合わせたパターンと
床の間正面にはドライフラワーを合わせてみた例。
右の写真の白いベースは、実は昭和初期に作られたというガラス瓶。
先日骨董屋さんで購入。この空間に合うかなと持ってきたらぴったり。
とろっとした質感が和の雰囲気に似合いますね。
(私はインテリアコーディネートと
ライティングを担当しました。)

パネルディスカッションの中で花を飾る場所を作ると飾りたくなりますね。
なんてお話もしました。
以下は実際にTV横に場所をつくってお花や観葉植物を飾ってもらった例。
飾るスペースがあると忙しくても飾りたくなります。


フラワーフォーラムで志穂美悦子氏がフラワーアレンジアクティビティを実演されていたのだけど
その中で、花は無くても暮らせるけど、あったらもっと素敵に暮らせる、なんてお話がありました。
もっと素敵な暮らしをお施主様にしていただくためにも、
これからもお花を飾る場所を提案していきたいと思います。

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