ル・コルビュジェ展

インテリアコーディネーターの鈴木恵理子です。
4月初めに見に行きたかった国立西洋美術館で開催されている「ル・コルビュジェ 絵画から建築へーピュリズムの時代」に行って来ました。20世紀の建築の巨匠 ル・コルビュジェ が設計した国立西洋美術館の開館60周年記念の開催で、世界遺産に登録されてから私はやっと行くことができました。

建築の世界に関わろうと思って勉強し始めた20年前、初めてサボア邸の写真をみたときからル・コルビュジェが大好きになりました。建築もさることながら家具にもそのデザインは理念が反映されていて、100年たってもその美しさは変わらないと思う。だから今なお魅了される人が多いのでしょう。

今回は西洋美術館本館での展示なので一部建物や家具など写真に撮っても可の場所があり嬉しいところです。展示はル・コルビュジェが世に出る前の絵画作品が多く、あれ、思っていたのと違うな、と正直感じました。しかし展示の鑑賞を進めるうちに、この絵画の活動があったからその後の建築での活躍があったのだと知りました。ピュリズム運動の一環として絵画を制作し、建築で名を馳せるようになってからも毎日絵を描いていたといル・コルビュジェ。絵を描くことこそが彼のすべての原点でした。
西洋美術館自体は作品が美しくみられるよう自然光の入り方が考えられているなと感じます。エントランスの吹き抜けは上方から柔らかい光が降り注いでとても気持ちの良い空間でしたし、現在は作品が劣化してしまうので使われていないという自然光を取り入れるための光の部屋など今まで観ていないところも鑑賞できました。

そして常設展もしっかりみることができました。設計はル・コルビュジェの弟子、前川國男 。天井の照明のデザイン画印象的。そして展示してある絵もこれまたすごい。しかも写真撮影可なのがうれしい。楽しい時間でした。

やっぱりモネの前に皆釘付け

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